ノー・アザー・ランド 故郷は他にない

ノー・アザー・ランド 故郷は他にない 2024

7.90

破壊される故郷を撮影するパレスチナ人青年と、彼の活動を支えるイスラエル人青年の友情を、2023年10月までの4年間にわたり記録したドキュメンタリー。 ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住地区マサーフェル・ヤッタで生まれ育ったバーセル・アドラーは、イスラエル軍による占領が進む故郷の様子を幼い頃からカメラに収め、世界へ向けて発信してきた。そんな彼のもとに、自国政府の非人道的な行為に心を痛めるイスラエル人ジャーナリストのユバル・アブラハームが訪ねてくる。同じ思いで行動をともにし、パレスチナ人とイスラエル人という立場を越えて対話を重ねるなかで、2人の間には友情が芽生えはじめる。しかしその間にも軍の破壊行為は過激さを増し、彼らが撮影する映像にも痛ましい犠牲者の姿が増えていく。

2024

Pomegranates and Myrrh

Pomegranates and Myrrh 2009

5.20

ヨルダン川西岸地区ラマッラ。イスラエル兵に拘束された夫の解放のために戦う舞踊の名手カマーは、社会の規範に抗い、再び踊りに情熱を燃やすようになっていく。

2009

ガザ 自由への闘い

ガザ 自由への闘い 2019

7.67

イスラエル軍に包囲されたガザ地区は、経済封鎖により人口の半分が失業中。ライフラインも食料も制限され、命をつなぐことさえも難しい状況にある。空爆により破壊された家は、資材が入ってこないため再建は不可能。越境も厳しく管理され、医療目的であっても滅多に承認されない。生活と移動の自由を求めたガザ地区の人々は、故郷に戻ることを求めて「帰還の大行進」と呼ばれる平和的なデモを決行。しかしイスラエルはこのデモを「ハマスをかばう罠」と断定し、武器を持たずフェンスを超えていないパレスチナ人を狙撃隊の標的にした。狙撃により183人が殺害され、負傷者は8千人にも及んだ。死亡者には子どもや障害者、ジャーナリスト、そして医療従事者もいた。イスラエルの戦争犯罪は今も続いている。

2019