ハモンハモン 1992
ある小さな町に住む魅惑的な少女・シルヴィアは、大手下着メーカー社長の息子・ホセと恋人同士。ある日、シルヴィアの妊娠が発覚。ホセを溺愛する母・コンチータは、ふたりの関係を邪魔するため、闘牛士を目指す青年・ラウルに誘惑させようとするが…。
ある小さな町に住む魅惑的な少女・シルヴィアは、大手下着メーカー社長の息子・ホセと恋人同士。ある日、シルヴィアの妊娠が発覚。ホセを溺愛する母・コンチータは、ふたりの関係を邪魔するため、闘牛士を目指す青年・ラウルに誘惑させようとするが…。
病室の清潔な白いベッドの上で、アリシアは事故で昏睡状態となり深い眠りの中にいた。だが、彼女はひとりではない。看護士のベニグノが、4年間、眠り続ける彼女の髪や爪の手入れをし、体を拭き、クリームを塗り、服を替える。彼女に日々の出来事や感動的な舞台や映画について語りかけるベニグノは、他人からは解らなくとも、2人の間に確かなコミュニケーションの存在を感じている。 一方、女闘牛士であるリディアもまた、競技中の事故によって昏睡状態で入院していた。彼女の恋人であるアルゼンチン人のマルコは、突然の事故に困惑し、彼女の傍らで泣き、ふさぎこんでいた。 互いの境遇を語り合ったベニグノとマルコの間には、いつしか厚い友情が生まれていった。 ベニグノの盲目的とも言える揺ぎない愛は、誰も予想だにしなかった悲劇と奇跡を招き、それぞれの運命を大きく変えてゆく・・・。
人気闘牛士の娘カルメンシータは生後間もなく母を亡くし、その後父が再婚。ところが継母は非常に意地が悪く、カルメンシータは継母にひどい目に遭わされながら育った。ある日、継母によって危うく殺されかけた彼女は「こびと闘牛士団」の小人たちによって助けられ、ブランカニエベス(白雪姫)という名で一座と一緒に見世物巡業の旅へと出発する。やがてカルメンシータは、女性闘牛士として才能を開花させていく。